ホープリル。街と森。





2001/09/17(月) 11:01:20 メリル
タイトル 困った…  


実はメリルもコールの考えに心から反対していたわけでは無い。
この事を知ってしまった以上、いずれまた出雲やルナと同じ問題に突き当たると思っているからだ。その時再び集まれれば…とも思っている。

意を決してコールが口を開く前にメリルは言う。
「コールさん、メリルはあの島の事を調べたいです。この世界の歪みの原因はまだわかってないです。何から見ていけば良いのかわからないけど、メリルのできることがしたいです」
「出雲さんたちを追うんじゃないの?」
未凪が横から言う。
「でもきっとまた皆集まっても同じ事がおきます。メリル、言っちゃいけないかと思ってたけど…こういうの嫌いです。出て行く人は自分勝手で、置いていかれる人のこと考えてなくて…」
さびしくなったのか一度言葉を切ってうつむくが、顔を上げて続ける。
「それならメリルも思いっきりやりたいことやります。一人でもやります。ずっとこの森にいて、一人でいて、でも皆さんがきて色々問題あったけど楽しかったから…。森の皆も喜んでいます!メリルがいなくても大丈夫です!」
岩の生き物の頭をなでる。
「メリル行きます…」

…行ってらっしゃい…無事に戻ってきなさい…





2001/09/25(火) 20:26:42 三嶋 出雲
タイトル 港町  


「なんやすごいなぁ・・・」

出雲は周りを見渡しながらはしゃぐ
行き交う人々は活気にあふれ
世界の崩壊だなんて微塵にも感じられないような
明るい港町だった
「でもここどこなんや?」
…ココハ港町『リュエィ』ココノ世界デモ有数ノ貿易港ダヨォ
 色ンナ物ガココニ集マッテ売ラレタリ買ワレタリシテイクンダ
 アト港町ダケニ漁業ガサカンダッタリスルンダァ〜…
出雲はへぇ〜っと言いながら周りを見回したそのとき

ぐぅぅぅぅぅぅ・・・

…何・・・今ノ音・・・?…
「わりぃ…。俺はらへったん…。」
思えばもう時間は昼頃、しかしココで問題なのは自分がこの世界の
通貨を持っていないことであるいくら『円』とは言え
絵柄までは一緒ではなかった
「あぁぁあ、お金ないしぃ・・・腹減るしぃぃ・・・ヒモジイ;」
…シッカリシテヨォ!!出雲!!…
ノフルはそう言って出雲の服をぐいぐいひっぱるが
出雲は空腹にさらに今までの疲れがドンと重なって
もう歩くのさえ疲れてきたらしい
そのとき

「おう兄ちゃん元気ねぇなぁ!!」

威勢の良い声が響く
見れば日焼けした肌のガタイのいい男が出雲を見下ろしていた
「なんだ兄ちゃん変なかっこして・・・一人旅か?」
「あ・え?ああそんなもんかな?」
どうやらこの男にはノフルは見えてはいないらしい
「っというか俺はらへって・・・」
そういいかけたときなんか体の疲れが頂点に達したのか知らないが
急に意識がとうのいた

出雲は気が付くとベットの上にいた
「兄ちゃんダイジョブか急に倒れたりしてよ。
なんかほうっておいて死なれるのも寝覚め悪いしな、何か食うか?」
「え?あありがとうございます。」
「まぁいいってことさ。」
そう言って男は台所に向かった




2001/09/26(水) 08:56:15 ルナ
タイトル 凛耶 発見!  

・・・コッチダ!!・・・

イリフはそう言って中に入っていく。私は
イリフの後についていった。

「あ!お客様!」
途中でさっきの女の子の声が聞こえたけど
今はそれどころではない。
イリフの入った所にはたくさんの男が稽古をしていた。
そして、その中に見たことのある奴を見つけた。
「あー!!あんた!!」
私は見たことのある奴。そう凛耶を指さした。
「あ?っ!!お前!!」
今頃、気づいたのか私を見て驚いているみたい。
「凛耶、知り合いか?」
凛耶の隣で稽古をつけていた男が凛耶に言う。
「あぁ。ちょっとな.....。」

・・・ルナ!早クゥ!コッチ!・・・

「ちょっと待ってって!」
ふと凛耶と男が驚いた様子で見た居るのに気づいた。
「お前...それ...。」
凛耶はイリフを指さした。どうやらこいつらには
イリフが見えているようだ。

・・・オイ!ソコノオ前!ココニ光ノ精霊ガイルダロウ!・・・

イリフは男を指さしながら言う。
「あっ..あぁ。いるが...。」

・・・早クソコニ案内シロ!・・・

「......分かったよ。」
男はそう行って奥の部屋に案内した。





2001/09/27(木) 21:12:36 三嶋 出雲
タイトル スープ  

「ほらスープだ残さず食えよ!!」
そういって男は俺の前に暖かいスープの入った皿を出す
「おお〜!うまそうだ!!いただきま〜す!!」
俺はそう言うとスープを飲み始める
「しかし兄ちゃんなんであんな所で倒れたんだ
「いやぁ何も食べてなかったから。ふらふら〜っと」
そういって思い出す。そういやノフルは?
まわりをキョロキョロ見渡せば窓のところにいて外を見ているようだった
どうかしたんだろうか?
「兄ちゃんどこ見てんだ?外か?」
「あ、いやちょっとね。」
そういってスープをずずっと平らげる
「美味いッ!!おっちゃんホント助かったよ!!。」
「なに祖で触れ合うのも多少の縁ってな
だれだって目の前でいきなり倒れられたらほうっておけないだろ?」
男のその言葉にふと何かを思い出す
「そうかな。そういうもんかな?」
「そういうもんさ」
男は笑いながらそういった





2001/09/28(金) 09:04:59 ルナ
タイトル 光の精霊  

あの男に案内されて私とイリフ、そして
凛耶は一つの大きな部屋に案内された。
そこには.....たしかにいた。男の格好をした精霊が。 

・・・炎ノ精霊!・・・

その光の精霊はイリフを見てびっくりした様子。

・・・今ハチャントシタ名前ガアルンダヨ イリフダ オボエトケ・・・

イリフは光の精霊に会って何をするつもりなんだろうか?

・・・ソウデスカ デハイリフ ソレデ何カヨウデスカ?・・・

・・・ヨウデスカジャナイダロ!今 コノ世界ガドンナコトニナッテルノカ
                オ前ガ一番ヨクワカッテルハズダ!・・・

イリフのめずらしくも怒り気味の発言。どうやらこの精霊も
この世界のなにかでからんでいるらしい。
「おい。」
ふと凛耶に声をかけられふりむく。
「何?」
「どうなってるんだ?この世界がどうとか。」
「私も気になっていた。何がどうしたんだ?」
男も私につめよる。
「はいはい。分かったわよ。説明するから。」

「なんてことだ.....。」
あれから私は一通りの話を話した。
男はなんだか様子がおかしい。イリフ達もさっきから口論している
っといってもイリフが一方的に言ってるだけなんだけど。
これからどうなるんだろう?





2001/10/01(月) 19:59:53 三嶋 出雲
タイトル 仕事  

「じゃぁ俺は行くからな」

そう言って男は立ち上がる
「どこにいくんや?」
「港の仕事さ。お前が来たことで一時中断しちまったからな…
そういやお前名前なんていうんだ?」
「俺?俺か?俺は・・・出雲やイズモおっちゃんは?」
「俺はナギだ。遅くなったがヨロシクな出雲。」
そういって男はニッと笑った
「俺こそ助けてもらって名も名乗らずスマン。
そうだ!俺ナギのおっちゃんの仕事手伝うで!!
飯食わしてくれた礼せんとな;」
「でも大丈夫か?荷物運びなんて重労働出雲にゃむりだろ?」
「なせばなる!なさねばならぬや!金もないしお礼は
そんなことしかできへんからな!!」
ナギは少々考えてから
「おう。じゃぁ手伝ってもらうか!!」っと笑顔で行った
「よっしゃ!決まりぃ!!ノフル行くで!!」
出雲は窓際にいたノフルを呼ぶとナギは不思議そうな顔をして
「なんだ?ノフルっていうのは?」っと聞いてきた
出雲はしまったと思ったが
「そんな細かいこと気にしたらアカンで〜!!
ってわけで早く仕事すませよう!!な?!!」
っとナギの背中を押して家をでた
ノフルはそのときもずっと黙ったままだった




2001/10/02(火) 09:48:26 ルナ
タイトル 頼み  

あれからあの光の精霊の名前はカイという
ことを聞かされた。そしてなんかよく
分かんないけど凛耶のパートナーらしい。
たぶん凛耶が光の属性なんだろう。

「...っで、これからどうすんの?」
私は凛耶にそのこととコール達のことを話した。
「俺が一人だろうが別にお前には関係ないだろう。」
凛耶は冷ややかにそう行った。ムカツク〜!!

イリフ達の話も一通り終わったみたい。イリフは
あいかわらず不機嫌そうだけど。
「君、ちょっと話があるのだが。」
「え?私?私、おっさんには興味ないんだけど...。」
「だんじて違う。そして私はここの師範だ。師範と呼んでくれ。」
師範とそんなに呼んでほしいのか?別に
おっさんでもいいと思うけど。私からみたらおっさんだし。
「じゃあ師範。話って何?」
私の問いに師範はあとから話すと言い、凛耶には
先ほどの続きをやれと言い私をまたまた違う今度は
小さな部屋に案内した。もちろんイリフも一緒。

「それで話というのはだな。君にお願いがあるんだ。」
「お願い....ですか?」
イリフは私の頭の上でその話を聞いている。
「あぁ。もしかしてこの世界を救えるかもしれないのだ。」

・・・ソレハ本当カ?・・・

イリフは師範の言葉に身をのりだした。
「あぁ。それで君に頼みというのは....。」





2001/10/04(木) 14:11:05 コーディル
タイトル 第一歩  

メリルさんは“行く”と決めたようだ。
私はメリルさんに頷くと、今度は小春さんに向き直る。
「では、小春さんはどうしますか?」
私の問いかけに少し、小春さんの体が震えた。
「ワタシは・・・」
どう答えたらいいのか解らないのだろう。
うつむき黙ってしまった小春さんの側を風の精霊が静かに漂う。
「なんでしたらこの近くの町に住めるよう手配しますよ?」
私の案に小春さんはゆっくり首を振る。
「・・・ワタシもついて行くわ。少なくとも、あなた達について行く方が帰る方法が見つかりそうだもの・・・」
そう言い、唇を噛んだ。
きっと、クセなのだろう。
「そうですか。・・・では、レイジェンさんはどうしますか?」
「俺には依頼がある」
「え、そうなんですか・・・」
レイジェンの言葉にメリルさんはどこか寂しそうな残念そうな顔をした。
「では、決まりましたね」
そして、皆で洞窟を出た。
未知への探求の第一歩。
私の心は不思議な昂揚感と暗く渦巻く力を感じていた。





2001/10/05(金) 09:48:40 ルナ
タイトル 強力な技  

・・・チョットマッテ!モシカシテ ルナニ
            生贄ニナレトカ言ワナイヨネ?・・・

その言葉を聞くと師範はぷっと吹き出した。
「ははは!!いくら私でもそんなことは頼まないよ。
君みたいな若い子にそんな運命を背負わせたくないからね。」
イリフはちょっとむくれてるけどまぁいいか。
「それでさっきの続きは?」
私の言葉に師範はあぁそうだったなと続きを話し始めた。
「ここは見て分かるように格闘専門の道場だ。私も当然
師範なのだから在る程度格闘はできる。だが....そろそろ年でな。
強力な技はあまり使えなくなってしまった。」
「はぁ....。」
それと世界のことと何が関係あるんだろうか?
聞こうと思ったがやめておいた。

「そこでだ。君に強力な技を伝授する。その力でこの世界を救ってくれ。」
はい?伝授??
「ちょっと待って!いくら強力な技を伝授されたところで
世界が救えるの?そんなの無理じゃん!」

・・・ソウダ ソウダ!!・・・

イリフもさっきのことを根にもっているのか私と一緒に師範に抗議をする。
「あぁ。無理だろうな。ふつうの技だったらな。」
「ふつうの技だったら??何か違うの?」
私はさっきから頭に?しか浮かばない。イリフも同じのようだ。

「あぁ。これは格闘というか一種の秘術とでも言おうか?
とにかくだ。この力で世界を救えるかもしれん。」
なんだかよくわかんないけどとんでもない技みたい。
「やってくれるか?」
師範の言葉に私は大きくうなづいた。
「もちろん!!」





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