ホープリル。精霊、再び。




2001/09/12(水) 09:11:45 ルナ
タイトル 迷った  

出雲はノルフと一緒に森の中に消えた。
もう!なんなのよ!自己中!

「私も一人で行く。」
最初も一人だったし。これは私の問題。
アクア族のこともいろいろと知らないといけないし。
「ルナさん!」
メリルが私の名を呼ぶ。
「私は一人の方が気楽でいいのよね。それにこれは
私の問題でもあるわけだし。じゃまた会えたらいいわね。」
そう言って私はみんなに手をふり行こうとする。

・・・ルナ!マッテヨ!・・・

イリフは私の後をついてくる。
他のみんなは唖然としてるみたい。私はそんなみんなを無視して
森の中へ進んだ。途中で誰かの声が聞こえたけど、どうでもいい。
そう。これは私の問題。世界の破滅なんて冗談じゃない。
私がどうにかしてやる!生贄でもなんでもやってやろうじゃん!
私は怒りまかせにずんずんと進んでいった。

・・・ルナ....・・・

「あ!何?」
イリフの言葉に私は正気を取り戻し答える。

・・・ココドコ?・・・

「へ?」
イリフの言葉に回りを見てみるといつの間にか
よくわかんないとこに来ていた。ここ....どこだろう?
さっきまで洞窟にいたわけで......。
私の回りには見たことのないようなあやしげな
植物がおいしげっていた。
私は確信した。迷ってしまったと。





2001/09/12(水) 12:26:19 コーディル
タイトル 呆れてしまい・・・  

出雲とルナの喧嘩が発端で、二人とも精霊を連れ一人で外へと飛び出していってしまった。
「ど、どうしましょ〜?!」
オロオロと皆の顔を見ながら言う未凪。
「いいんですか?!二人をほおって置いて!?」
これまたどうしていいか解らないといった風なメリルさん。
もう、私は呆れた・・・というかどうにでもしてくれといったような感情が起こってきていた。
それは彼らのあまりの協調性の無さゆえの事だと思うが・・・
「ま、いいんじゃないですか?確かに出雲さんとルナさんがお互い顔を会わせなければ喧嘩も起こりませんしね」
「でも・・・ここは私たちにとって知らない世界だわ。もし、彼に何かあったら?」
小春さんの懸念の声にもっともだと頷くが、普段は滅多に出さない冷めた口調で、私は言葉を発した。
「しかし、これは出雲さんが選んだ事です。それによってもし、どこかで野垂れ死にしようとも仕方無い事でしょう?」
・・・それは凛耶にも言える事。
私の辛辣な言い方に皆はびっくりしたように私を見る。
「さて、私はこのまま時空の歪みに関する調査を続けますが、みなさんはどうしますか?」
立ち上がりながら皆を見渡しそう尋ねた。

・・・そう言えば、凛耶もどうしていますかねぇ?





2001/09/13(木) 09:10:44 ルナ
タイトル 進む  

迷った。また迷ってしまった。
回りを見渡すがあやしげな植物のせいであまり見えない。
私はどうやってこんなとこに来たんだろうと思った。

・・・ルナ トニカク町ニイコウ・・・

「でも、ここのどこに町があるの?」
私はまた回りを見渡す。

・・・この森ヲヌケレバドコカニ町ガアルヨ・・・

イリフは珍しくにこにこしながら私に言う。
イリフの言葉に私は進むことにした。
回りには気をつけて。前みたいに変な奴に
かまれるのはごめんだからね。あのときは油断してたし。

「なんかうれしそうね。イリフ。」

・・・ウン ダッテウルサイ奴ガイナクナッタンダモン・・・

うるさい奴というのはたぶん出雲やノルフのことだろう。
もう今は関係ないけど。

それにしても世界の破滅ってどういうことなんだろう?
いきなりの事でさっきは頭の整理できなかったのよね。
そしてそれにアクア族も関わってる。
私はあの岩の奴の言うとおり生贄になった方がいいんだろうか?
とにかく私は絶対、この世界を救ってみせる!
この歳で死ぬのなんてごめんよ。まだ恋愛もしてないってのに。

私はいろいろな事を考えながら森を進んだ。





2001/09/13(木) 18:03:59 三嶋 出雲
タイトル お話  

「あぁ平和やぁ…」

森を進みながらつぶやく・・・
つっかかってくるやつも火炎球を飛ばすやつもいない
なんかまだここにきてそんなにたっていないはずなのに
ものすごく長い時間をすごした気がした

…イイノォ〜?本当ニ一人デェ〜?…

平和に浸っている俺にノフルが口を出す

「ええんやええんや。どうせ誰も心配するわきゃないやん?
ついさっきあった、しかもあかの他人、どうなったってええやん…?
あのなかに俺を心配するような人間はおらんさぁ〜」

…マァ出雲ガイイナライイケドサ〜。ソフィーチャンヤルナチャン
 メリルチャンヤ小春チャン未凪チャンヲオモエバ…

「待て。多いぞ…増えとるぞ…;」

っというかいつの間に小春さんやメリルさん達まで・・・

…マァ気ニシナイデヨ。マァトモカクコレカラ2人旅ニナルワケダケド
 出雲ハコノ世界ノコトシラナイダロ?ダカラ僕ガオシエタゲルヨォ!…

そういってノフルはむねをはる
それはもう得意そうに・・・

…マズコノ世界ノ通貨単位ハ『円』!!!!…

「円!?」

驚いたまさかこの世界の通貨単位まで同じとは…
なんかコノ世界本当に地球とにとるところが多いと思った

…ウン!ンデモッテ大小8ツグライノ国ニヨッテオサメラレテイタリスルンダヨ
       孤立シテル地域モアルケドネェ〜…

「ふむふむ…そういやさァ!アンだかリュイだかってのが言ってたけど
 歪みって精霊によっておこされてるんじゃなかったのか?
 お前らでなんとかならんのか?」

ソレを言うとノフルは沈黙してしまう
聞いたときから疑問におもっていたことだいったい何が原因で起こるのだろうと…
ノフルは数秒黙ったままだったが何分かして口を開く
その顔は真剣だ・・・

…残念ダケド確証ハナイ。ダカラマダイエナイ
 デモコレダケハイエル。僕ラデハモウドウニモナラナイ
 皆ソレハ何トナクデモワカッテイルハズダ。ダカラ自分ノ『力』ヲ
 使エル人間ヲサガシテイルワケダシ、ソレハ気付カナクトモ
 ナントナクソウサセルモノガアルカラカモシレナイ…

ノフルは静かにそういった





2001/09/14(金) 09:10:01 ルナ
タイトル 生贄のこと  

・・・ルナ.....・・・

「何?」

・・・ココドコ?・・・

イリフの言葉に私は我に返った。
「え?ってどこ、ここ!!」
私はまたしても考え事をしながら歩いていた。
そのせいかさっきは回りにあやしげな植物がわんさか
生えていたがここには植物さえも生えてなく
あやしげな不陰気をただよわせていた。

私は一体どうやってこんなところまで来たんだろう?
私の心の中に一つの疑問がでてきた。

・・・ヤッパリルナ 僕ガ先頭イッタ方ガイイミタイダネ・・・

「そうみたいね(泣)」
イリフは私の先頭に立つと歩き始めた。

「イリフ。」

・・・何?ルナ・・・

「この世界の破滅、どうにかならないの?」
私の問いにイリフは先ほどとは違う真剣な顔になる。

・・・僕達デハ今ハドウニモナラナイ デモ....・・・

「でも?何か他に方法があるの?」
私の問いにイリフは何故か悲しそうな表情になる。

・・・アノ石ノ塊ガイッテイタヨウニルナヲ生贄ニスルト
   コノ世界ハ助カル デモ僕ハソンナコトシナイヨ!・・・

イリフの言葉に私は疑問を抱いた。
「ちょっとまって!私を生贄にしても薬みたいに少しの間だけ
くい止めるだけなんでしょ?」

・・・..........・・・・

イリフは無言になる。何がどうしたっての?
「イリフ!」

・・・ワカッタヨ ルナハ特別ナンダルナノ目ハアクア族ノ中デモ
   一番キレイナ真ッ赤ナ赤ナンダ ダカラルナ一人ダケデモ
              コノ世界ヲ救エルカモシレナイ・・・

イリフの言葉に私は驚いた。
「じゃあ私が生贄になればこの世界は助かるかもしれないのね。」

・・・ダメダヨ!ソレハ絶対ダメ!ドウシテルナガ
              犠牲ニナラナイトイケナイノ!・・・

私の問いにイリフは怒ったように上に飛んだり下に飛んだりしながら言う。
「誰も犠牲になるなんて言ってないわよ。私は死ぬ気なんてさらさらないもん。」

・・・ソッカ...・・・

私の言葉にイリフは安心したかのように前を向いた。
そう。私には死ぬ気なんてさらさらない。でも...もしこの世界の危機が
きてしまって何も打つ手がないのだったら私は生贄になる。
そうしたらこの世界を救った英雄として私は死んだとしても
この世界に受け継がれるもんね♪





2001/09/15(土) 02:46:54 立木 小春
タイトル 交差  


又  毎度同じ様な2人の喧嘩。其れを呆れた表情で見遣っていると
出雲は其の場から去れば良い、と独自の判断を下したらしく
またルナも同じ様に、其の場から去った。粗、2人同時にだ。

2人が引き離される事によって、喧嘩が起きないと云う事は確かだけれど
アタシは2人の相性の良さと 大人気無さに
既に何が起きても不思議では無ぃ、と思っていた。その結果が是だ。
そしてアタシはその場を平然とした表情で見守っていたのだ。

(全く、どぅなってるのかしら…)  "呆れ"も交えて溜息を吐いた。



2人が去った後は ただただ呆然とその場に経ち尽くし
「その後の2人」を想像するばかり。

そして、その2人を心配する未凪やメリルを余所にコールが言った。

「ま、いいんじゃないですか?確かに出雲さんとルナさんがお互い顔を会わせなければ
 喧嘩も起こりませんしね」

その言葉に、コールを伺う。

確かに、そぅかも知れない。 けれど。。。


「でも…此処はアタシ達にとって知らない世界だわ。もし、彼に何かあったら...?」

静かに云う。
アタシが、彼等に心配している訳ではない。
只、思うのだ。


その言葉とは裏腹
コールは 普段では見せないような口調と、姿勢で語る。

「しかし、これは出雲さんが選んだ事です。
 それによってもし、どこかで野垂れ死にしようとも仕方無い事でしょう?」


"仕方の無ぃ事"………?

其の口調は、冷静と云うよりは"冷酷"そのもの。
そんなコールの姿に 其処に居る面々、今までのコールの姿と重ね
驚きと、コールへの"イメージ"が 脆いものだったと云う事に 気付くのであった。

そして思う。

言うなれば、この世界の救世主であるルナにまで何かあったとしたら
アタシはこの世界の空間の歪みから抜けられなくなる事になる訳で
地球にも帰省する事無く
只々この世界の破滅を見守るべくして死するだけなのだ と。





勝手に広げた妄想と、コールの其の発言への思いに
苛立ちが徐々に高まってきたのであった。






2001/09/15(土) 02:51:48 立木 小春
タイトル 気持ち。  



「さて、私はこのまま時空の歪みに関する調査を続けますが、みなさんはどうしますか?」


平然とした表情のコールが 頭だけ振り返り、そぅ云う。


その態度にアタシは痺れを切らし、口を開くと
先に、言葉を発したのはメリル。

「ちょっと待って下さい! このまま見捨てるんですか? 私はそんな事できません! 2人はまだ今の時点では生きているんですよ!?
 コールサンがそぅ思う気持ちも解ります…
 けど、今回だけは其処に居るイズモと一緒に彼等を探してくれませんか…?…お願いします…!」

最もらしいゎネ…そして何より、メリルらしいと  そぅ思い
気持ちも解れた気がした。
少し、余裕の面持でコールに問い掛ける。


「……今はメリルの云った事が最もじゃないかしら…? 貴方の冷静さを取り戻して考えて頂戴。
 そりゃ、彼等の行為自体にも問題があると思うわ
 けど 貴方だって勝手に産まれてきた訳では無ぃ筈ょ
 もし彼等が本当に此処で死んだとしたら………
 自分が言った事への責任に 後悔をするのは貴方本人では無ぃかしら…?………違う?」


メリルの 今にも泣き出しそうな表情と 只心配そぅな未凪
そして、相変わらず無口のレイジェン。
其れを見遣り コールは不図、表情に笑みを浮かべる。

コールが答えを出すまでに  時間が掛る事は無かった。






2001/09/15(土) 08:17:04 ルナ
タイトル 町についた.....  

私はイリフと話をしながらイリフの後を
ついていった。途中でイズモみたいな動物に
出会ったけど攻撃はしてこなかった。何故かはしらないけど。

そういえば、今頃小春達はどうしているだろうか?
今思えば私も出雲と同じ。自己中よね。
でも、仕方ないのよ。小春達は別世界から来た。
私は小春達をその別世界に返してあげたい。
小春達にも親がいるはず。親と離ればなれなんて....。

・・・ルナ!見てみて!・・・

イリフの言葉にまた考えこんでいた私は、はっと顔を上げる。
「わぁ。」
私達はいつのまにか町についていた。
回りにはいろいろな店がある。

・・・やっと町についたね・・・

イリフはうれしそうに飛び回る。
「あっ!ちょっとまって!人たくさんいるのに大丈夫なの?!」
そう。イリフのような精霊はふつうの人は見たことないだろう。

・・・大丈夫ダヨ 町ニハイッタ時カラフツウノ人ニハ
                ミエナイヨウニシタカラ・・・

「ならいいけど....よし!町見て回ろうか。」

・・・うん・・・


数時間後.....私はたくさんの荷物をかかえていた。

・・・ルナ ソレハチョット買イスギジャナイ?・・・

イリフが冷や汗まじりで言う。
「そう?たいしたことないと思うけど.....ん?」
ふと1つの建物から気合いの入った声がしている。
ここ.....もしかして....。

私はその建物に入った。

・・・ルナ?・・・

「ここ、格闘とかの専門のとこよ。きっと。興味あるのよね。」
中に入ると一人の女の子がでてきた。
「何か、用でしょうか?」
女の子はおずおずと私に言った。
「うん。ここって格闘の専門のとこよね。」
私が女の子と話をしている時だった。

・・・!!光ノ精霊ノ気配ガスル!・・・

イリフの言葉に私は驚いた。




2001/09/16(日) 13:46:09 三嶋 出雲
タイトル 精霊のこと?  

「なんか深刻な話や〜」

…『な』ジャナクテ実際ニ深刻ナンダヨォ;ワカッテルゥ〜?…

ノフルは肩をガクっとさせて言う
でもなんか実感がわかない…世界の危機…なんてRPGのようだし

「まぁいいや…歩きながら聞こかぁ…そういや精霊ってどんなのがいるんだ
いまいちよくわからんのだが…」

…アアァ精霊?イマノトコロ出雲ガ見タノハ闇ノ『アン』
風ノ『ソフィ』緑ノ『リュイ』火ノ『イリフ』カナ?アトボクカナ?…

「あと水の精霊かな。他にもおるんか?」

…ア、ウンアトハ『雷』ト『光』ガイルヨ!アトハ…イナイヨウデイルヨウナ
ソンナ存在…存在シテタケド今ハイナイヨウナ…

ノフルの声がどんどん小さくなる何かあるのだろうか?
なんか話題をそらしたほうがいいのかもしれないと判断して
周りを見ると

「あ、町やん。ノフル話は後にして町にいってみようか?」

…エ?ア・ウン!!…

木々をぬけて見た町は活気のある町だった





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