ホープリル。それぞれ脱走して…。




2001/08/09(木) 08:31:39 榊 凛耶
タイトル 変  

しばらく森の中を歩いていると怪しそうな獣だか怪物と出くわしてしまった。
「くそっ…しょうかねぇな……!」
呟くとそいつに一発蹴りを入れてやる。
…実は俺は少し前まで空手をやっていた。
護身用にってのもあるけど暇だったし体を動かすことは嫌いじゃなかった。
けどもう一年くらいやっていなかったせいか腕が鈍ってしまいなかなかうまくいかない。
「ったく…逃げるが勝ち!」
そう言って俺はそいつ放って村のほうへと駆け出した。

「武器くらい買ったほうがいいかな…?」
流石に空手をやっていて身体を使う戦いは得意としてもこのままじゃ殺られ兼ねないからな。
そう思い武器屋とやらに入ろうかと思ったが重大な問題発生。
「…金が…ない。」
そういえばここは未知の世界…。
日本円なんか使えるわけがない!
「…野宿かな…?」
ま、戦う方法は今からレベルを上げていくとして野宿は少し辛い…。
いい加減他の奴等のところに戻るのも少し嫌だしな…。

「あー…取りあえずまず最初に現役の腕を戻さないと…。」
これでもけっこう空手では良い線行ってたのだ。
どこかに練習場とかないだろうか…?

俺はそうして町の中を歩くことにした。






2001/08/09(木) 10:34:30 コーディル
タイトル 薬を投与  

ルナさんの処置も終わり、また出雲さんと喧嘩を始めた二人。

・・・これなら、大丈夫ですね。

ルナさんの方はもう大丈夫の様。
問題は、この不思議な生き物。
今まで見た事がない生き物で、どちらかと言うと岩のように見える。

世の中にはまだまだ知らない事があるな・・・。

そんな事を考えつつ、観察をする。
固そうな皮膚(?)にまわりの岩と同色の色。
ん〜〜頭は・・・こっちですね。尻尾は長め、と。

とりあえず、薬を飲ませますか。
「メリルさん。薬を飲ませたいんですが・・・」
「あ、はい!」
そう言うと、メリルさんはその生き物の側にひざまずき、起こそうとする。
「ねぇ、起きて。お薬を持って来たのよ。ねぇ!」
それでも起きる様子はない。
「どうしましょう・・・」
「ん〜仕方ないですね。じゃ、みんなで口を開けちゃいましょう」
私の提案に後ろから、え〜〜っ?という声。
「口開けるって・・・どうするんですかぁ?」
「簡単ですよv皆さんでこう、上唇の端を持って、持ち上げるんです」
「な、何言ってるんっすか〜!もし、食われでもしたら・・・!?」
「大丈夫です!!この子はそんな事しません!!」
メリルさんの勢いにたじろぐ出雲さん。
「し・・しかしやなぁ・・・」
「臆病者は横でみてれば?」
ルナさんのきつぅい一言。
「なんやとぉ?!」
「なによ!!コワイんでしょ?」
「こわないわ!!こんな岩トカゲみたいなやつ!!」
売り言葉に買い言葉、とはこの事なんでしょうねぇ。
私は出雲さんのその言葉に、可哀相な気もするがポンっと肩に手を置き、
「じゃあ、お手伝いよろしくお願いしますねv」
私の言葉にしまった、という顔をするが後の祭。
「がんばってね〜」
にやぁ〜っとしてやったり、という風なルナさん。

さっそく薬を飲ませましょう。
ルナさんは怪我の為、見ていてもらう事にして、男三人でなら口も開けられるでしょう。
・・・ん?男、三人?
はて?私は口の中に薬を入れる役ですから省いて・・・。
出雲さん、レイジェンさん、凛耶・・・凛耶?!
「凛耶が、いない?!」





2001/08/09(木) 13:35:49 沢村 未凪
タイトル はうぅ。  

「凛耶がいないっ!?」
コーディルが言った。
「ほぇぇ?そういえばいないです、、。」
未凪は周りを見渡しながら言った。
「どうするの?探すの?ま、なんにせよ。今はコイツに薬を飲ますのが先だけど。」
小春が生き物を指差しながら言った。
「でも、早く探しに行かないと凛耶さんが危険な目にあってるかもしれないです!!」
「まぁまぁ。大丈夫だろ。」
出雲が言った。それでも未凪は少し興奮気味である。
「もういいですぅ!私だけでも探しに行きますぅ〜!!」
「落ちついてください。探しに行った所で、未凪さんまで迷ったらどうするんですか?」
「はう!?」
前回があるだけに、反論ができなかった。
「とりあえず、、。薬を飲ませてから考えましょう。出雲さん、レイジェンさん、口を開けてください。」
「ホントにやんのか、、。」
危ないとは思うが、この生き物を救うにはこれしかないと思い、実行する事にした。





2001/08/10(金) 02:55:24 ルナ
タイトル ルナの悪巧みv  

あの後出雲と口喧嘩をした後、コールが
凛耶がいないことに気づいたらしい。
そういえばいない.....。どこに行ったんだ?
みんなはひとまず、この岩みたいな生き物に薬を飲ましてから
考えることにしたみたい。....よっしゃ!
みんなががんばってあの生き物の口を開けている時
私はこっそりと未凪に耳打ちをした。

「ねぇねぇ未凪。凛耶、気にならない?私達だけでも
 探しに行かない?」
「はい。気になりますぅ。けどみなさんはあの生き物さんに薬を
 あげてから考えようと....。」
未凪はほんとに素直でかわいい子だなぁとあらためて思った。
「でも、気にならない?私実はすっごく暇なんだよね。いっしょに探しにいく。」
「でも...前回のこともありますし、ルナさんの傷だって...。」
前回のこととは私達を探している時にコール達からはぐれて
迷子になったことを言っているんだろうなぁ。気にしなくてもいいのに。
「大丈夫だって。傷もたいしたことないし。あっ!
 もしかして近くの村にでも行ったのかも。
 そこならいいでしょ?ついでに未凪にアクセサリーとかも買ってあげるv」
「.....はい。それならいいです。」
未凪はにっこりと笑って承知した。やったv

私達はそうしてこっそりと村に向かおうとした。
すると、あのコールの横にいた動物。イズモがこっちに向かってきた。やばっ。
「あはvイズモ。お願い。私達が行くことはみんなには内緒にしてて。」
私はイズモに手を合わせてお願いする。
すると...イズモは分かったというようにまたコールの横に戻っていった。
「じゃあ行こう。」
「はいv。」





2001/08/10(金) 16:20:04 三嶋 出雲
タイトル 逃げたな・・・  

凛耶君が逃走しルナが脱出を図ろうとしたころ
俺は・・・・・・・・必死だった
「コールさぁぁぁんっ!はやぐしろやぁ〜;;」
「あ〜はいはい。わかってますよ」
コールさんはマイペースで進めた
「はい!おわりました。」
ばくぅん・・・っとその声を聞いて力が抜けた
「あぶないじゃないですか」
「これ結構重いんだぞ!!っていうか岩の口あけるほうがどうかしとるわ!」
「ソレしか方法無いんですからしょうがないじゃないですかVv」
コールさんは笑顔で言う
はぁぁつ、っつかれた・・;
そうおもって回りを見渡す・・・あれ?
違和感があったコールさんがいてレイジェンさんがいて小春さんがいて
アレ・・・なんかたりないぞ?
「そういや未凪さんとピンクは?」
「そういえばいませんね」
「凛耶を探しに行ったんじゃないのか?」
皆レイジェンさんの言った事に納得した
「でも、未凪さんが方向オンチでもルナさんがついていればへいきですねっ!」
っとメリルさんがいうとルナと行動をともにしたことがある人は青ざめた
「なぁ・・・俺あいつとはじめてあったときあいつ迷ってなかったか?
先頭きってあるいてて・・・;;」
「ええ、確かにそうね・・・」
「それで俺が替わりに先頭をあるいたんだよな」
俺や小春さんレイジェンさんがそういうと回りも止まる・・・
「あかん!探しにいかな!!未凪さんが危ない!!」





2001/08/10(金) 18:52:35 榊 凛耶
タイトル 師範〜  

町の中を歩いていると一つの建物から気合の入った声が響き渡っているところを発見した。
「…ここかな。」
その建物をじっと見ていると中から俺と同い年か一つ下くらいの女が出てきた。
「あの…何か…用ですか?」
「あ?あぁ、ここは何をしているところなんだ?」
少し怯えているようで結構はっきりした女だな。
「ここは格闘について専門的に勉強する場所です。」
「専門的に?」
「はい。筆記から実技まで全てにおいて武術に詳しくなるところですvv」
にっこり微笑んでいる…綺麗って言うより…かわいい感じだな。
「ここに入るには?」
「あ、じゃあまず見学してください。」
「いや、入ると決まったわけでは…。」
「えっと、お名前は?あと年齢と〜…武術に対する意気込み!」
「いや、榊凛耶で15…だけど…。」
「…珍しいなまえねぇ。あ、15なのね。私よりひとつ上だわ!…で?」
どこから持ってきたのか大きめの白いノートとペンを持ってなんだかやけに話してくる。
「はぁ。えっと……昔空手をやってたから…腕を上げようとおもってな。」
「へぇ!空手やってたのね!!オッケ〜☆じゃあ中に入って下さい。…あ、私の名前はサン。ここの師範の娘です。よろしく。」
そう言ってサンは道場の中へと俺を案内してくれた。

「父さん、ここの門下生希望の方が…。」
案内された中には20人ほどの門下生とか言われるやつが気合の入った声を叫んでいる。
その前のほうにいた40歳前後くらいの男の人にサンは声をかけた。
「何だサン。ここでは師範と呼びなさい。」
「…はい、師範。門下生希望の方を連れて参りました。」
少し「師範」と言うのをためらっている。何か問題でもあるのかな?…ま、俺には関係ないしな。
「わかった。サン、お前は下がってろ。」
『わかりました』と言うようにサンはすっと下がり、師範とか言われている奴の目線は俺のほうに向けられた。




2001/08/11(土) 06:57:11 ルナ
タイトル はれ?  

あれから私達は見事、脱出に成功した。
はぁ〜。とてつもなく暇だったのよね。体がちょっと
痛いけど大丈夫でしょ。
「あの〜ルナさん。」
「ん?何?」
未凪の声に振り向くとなんだかおびえた様子の未凪。
「ここ....どこですか?ι」
「へ?」
私があたらめて回りを見てみると........どこだろここ?
そういえば私すっごい方向オンチだったんだ。
回りにはきれいな草原が広がっていた。
でも....はて?けっこう近くに村あったのに。見えてたのに。
たどり着かないとはどういうことだろう?
「えへv迷ったみたいね。」
私の言葉を聞くとショックで青ざめる未凪。
「もっ、戻りましょう。今からでも戻った方がいいですよ。」
「戻ったってたぶんいっしょだよ。私達、方向オンチだしね。」
私はそう言って草原にごろんと横になる。
「るっ、ルナさん?」
「まっ、ここならあの変な動物とかも襲ってこないでしょ。
 このごろのんびりしてなかったし。ちょっと休憩していこう。」
「あぅ。でも...。」
「ね?そんなにおろおろしてたって何も始まらないし。
 いざとなったら私がいるし大丈夫!」
私は力をいれて未凪に言う。
「....そうですね。おろおろしてても何も始まりませんもんね。
 少し休憩してどうしたらいいか考えましょう。」

そうして私達は草原で少し休憩をととることにした。
でも.....はて?ここほんとにどこだろう?





2001/08/12(日) 18:27:04 沢村 未凪
タイトル 迷子と迷子。  

「はぁ、、。気持ちいいわね、、。」
2人はとりあえず休む事にした。
「ここには敵さんとか来なさそうですし、出雲さん達をここで待ちます?」
未凪はルナに尋ねた。
「う〜ん、なんかアイツに助けを求めるようで、なんか嫌ね、、。」
「でも、ここから動くと、多分出雲さん達の所にも街にも行けませんよ?」
「う〜ん、、。」
ルナは考えた。
「やっぱり、ここでくつろいでアイツら待ちましょうか。」
「ですね☆」
2人は皆を待つ事にした。




2001/08/13(月) 14:16:42 三嶋 出雲
タイトル ルジックの名 今日の気分 るるる〜(謎

「未凪さん探さないとっ!!あと凛耶君!!」
俺がいうとメリルさんが「ルナさんも」っと付け足した
俺敵には平気やとおもうんやけどなぁ・・・
「そうですね〜未凪さんの一件もありますし。
この森で単独行動は危険ですよ。」
「でも、探しにいかなそれはそれで危険やろ」
俺がそういうとコールさんは少し考えてから
「じゃぁイズモを使うといいですよVv」
コールさんの言葉に俺は少し止まった
「はぁ?俺?」
「いえ貴方ではなくてこの子ですよ」
っと後ろにいるルジックをさした
俺があっけにとられている後ろで
立木さんやレイジェンさんが笑っていると思うのは気のせいだろうか・・・
「あの・・・何故俺の名?」
「僕が決めたんじゃないですよ。メリルさんが付けてくださったんです」
っとコールさんは笑顔で言う
俺がメリルさんの方を向けば
「えっと・・・その・・・その子も気に入ってるしいいんじゃないかなぁっと」
メリルさんも笑顔でそういった




2001/08/14(火) 04:27:35 ルナ
タイトル 不思議な声  

 出雲達がルナ達のことで口論をしている時。
ルナは・・・・・寝ていた。
「す〜す〜。」
「すやすや。」
いろいろありだいぶつかれていたのだろう。
そして未凪もいっしょに寝ていた。二人で仲良く
まるで姉妹かのように。
凛耶のことはどうなったのだろう?っという考えもあるが
今のルナ達にはここにとどまる方が安全だろう。


・・・・・・ネェ・・・・・・

「は?」
みょうな声にについ起きてしまい変な声をだす私。気のせいかな?
そしてまた私が寝ようとした時。


・・・・・ネェ アソボウヨ・・・・・・

バッ

今度ははっきり聞こえた。瞬間的にとび起きる。
未凪はまだすやすやと寝てるけどこのままの方がいいよね。
「誰かいるの?」
私は回りを見渡す。でも、誰もいない。おっかしいなぁ。


・・・・アナタハボクトオナジダ・・・・・・


またの声に今度は後ろを向いた。そこには.......
「あっ....あんたは......。」
私が振り向いた所には炎でつつまれた人...だと思うのがいた。
髪は私とにたような色。瞳も....私とそっくり。
背中には昔よんだ本に書いてあったような妖精の羽みたいなのが。
昔からこの目の色と髪の色は変わってるって大人達に言われてた。
だけど私は正直言うとこの瞳と髪を気に入ってた。


・・・・ボクノトモダチニナッテクレルヨネ?・・・・


そいつはそう言うと消えた。
「なっ、何?!」

シュン

私は瞬間に自分の中に何かが入ったことを知った。
でも、もう遅かった。私はその瞬間意識がとんだ。
夢の世界へと.........。





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