ホープリル。全員集合。





2001/06/25(月) 10:33:00 コーディル
タイトル いや〜全員揃いましたねv  

場所は変わって、コールが泊まっている宿の食堂。
ここで、コールは持って来た書物の山と格闘中。
凛耶はそれを横目で見ながら、とりあえず腹を満たしている。
料理の見た目は見た事無いものばかりだったが、味はいける。
ちょいちょいと料理をつまみながら、コールの様子を見ていた。
「・・・ふゥむ・・・これは・・・しかし・・・」
何やらぶつぶつと独り言を言い続けるコール。
図書館で伝承記を読んだ後、それに関する書物や昔の歴史書などを借りれるだけ借りてコールは凛耶の身に起こった現象の謎を解明しようとしているのだった。
「あの・・・コール?料理が冷めちまうぜ?」
「・・・え?ああ。そうですね・・・」
そうですね、と相槌は打つが、全然内容までは頭に入っていないよう。
「しばらく中断して、食えば?」
「・・・そうですね」
やはり、中身の無い返事だけ。
凛耶はやれやれとため息を付き、しばらくほおっておく事にしたのだった。





2001/06/25(月) 18:58:31 三嶋 出雲
タイトル 相性  

「ねぇ、そろそろやめた方がいいんじゃない?」
立木さんに止められて俺は心底思った。
”このピンク娘とは絶対相性あわないな”っと・・・
ピンク娘は不満そうに問ったがレイジェンさんが
「こんなところにずっといたらまたさっきみたいなのに
見つかるかも知れないだろ。」
っといった・・・正論!!
あんな奴に会うなんざ二度とごめんだ。
大体今自分のおかれた状況すらわからんのに・・・
ま・・・ある意味もどりたくないケド・・・
そんな事思ってるとピンク娘が口を開く
「別にいいじゃん。いざって時は私がまたぶっ飛ばしてやるよ。」
・・・このピンク・・・
「お前なー。お前はいいかもしれんけど俺らはどうしろっていうねん。」
「そんなの知らないわよ。あんたなんてさっきみたいなのに
食われたらいいのよ。」
「んだと!」
「何よ!」
「とにかくケンカなんてしてないで行くぞ。」
今度はレイジェンさんに止められた・・・
あかんなぁ・・・しかしほんっとにココはどこやねん・・・
またあの変なの出てきたら困る・・・っていうかこれ以上
あのピンク娘に貸しを作りたくない!!
ボーッと色んな場所見てたら誰かが・・・いた!?
気のせいか?っと思った瞬間それが手を振っているみたいだった
よく見ればいわゆる制服を着た女の子のような感じだ
俺視力はいいからなぁ・・・それなりに
俺は気になってそこに行こうとしたがピンク娘に気付かれた
「ちょっと!団体行動乱さないでよ!
あんたどうせ帰り道も何もわかんないんじゃないの?」
「でもあそこに人がいるぞ!」
「どこ?」
立木さんがそう聞いたので俺はその手を振ってる人を指差す
「な?っと言うわけで困ってる人は見捨てちゃあかん
もしかしたら俺らみたいに来ちゃった人かもしれないしなぁ」
「あんたみたいな変人がまた増えるのかぁ」
いちいち腹立つなぁ;
「いい加減変人扱い止めろよピンク娘・・・」
「あんただってピンク娘ってまだ言ってるじゃない」
「・・・じゃぁ俺の名前は三嶋 出雲!!出雲でいいさ!!
だから変人でかたずけんなよな!」
「私はルナ!こんどピンク娘って言ったらただじゃおかないからね!」
「おい。そんなことより行くんじゃないのか?」
レイジェンさんにまた止められた・・・
とにかく俺等はそこに向かった





2001/06/26(火) 03:39:09 立木 小春
タイトル 口喧嘩対決  


何を機に始まったのかは既に覚えていないが
目の前に居る、三嶋出雲という男と それにさっき遭遇したルナ

それは 延々と続いていた・・・

『「ピンク娘ってなによ!私の名前はルナ!さっき言ったの聞いてなかったの」
「へいへい聞いてませんでしたよ
なんせアレはレイジェンさんに言ったわけであって俺はぜ〜んぜん聞いてません
大体お前だってさっきから変な男とかいってるじゃん、おあいこだろ!」
「なっ!!ひねくれってる!!」
「どっちが、まぁひねくれてるのは見とめるけどなぁ」
「開き直ったわね!あぁあっ!助けなきゃよかった!!」』


ハァ……なんでこの二人、こんなにも元気なのかしら?

特にこの男は なぜ此れが"現実"だと云う事を受け入れられたのだろう?
アタシにはとても無理。此れが現実だなんて思う事自体。

さっき訊いた
『「夢なワケ無いでしょ」』 『「これが夢だったらリアル過ぎ」』

確かに夢であればリアル過ぎるし 
今ここで起こった事も・・・見聞きしている事でも 全てにおいて
生々しいのょネ・・・

受け入れられない現実に 無意識に下唇を噛締める
そして 止まらない口喧嘩に アタシが口を挟む

「ねぇ、そろそろやめた方がいいんじゃない?」
そう言うと ルナが 「えっ?なんで?」と、問いて来た
するとその横に居た銀髪の男 レイジェンが溜息を漏らし 言う
「こんなところにずっといたらまたさっきみたいなのに
見つかるかも知れないだろ。」
・・・それは困るワ  するとルナ
「別にいいじゃん。いざって時は私がまたぶっ飛ばしてやるよ。」
「お前なー。お前はいいかもしれんけど俺らはどうしろっていうねん。」
「そんなの知らないわよ。
あんたなんてさっきみたいなのに食われたらいいのよ。」
「んだと!」 「何よ!」

又か・・・。 そう思い アタシは溜息を静かに吐く

「とにかくケンカなんてしてないで行くぞ。」と レイジェン
その後ろからルナが「あっ。待ってよー!」と其々動き始めた


アタシはその間、色々な事項を頭の中で巡らせていた

これからどうしろって云うの? ここは何処なの? ・・・現実・・?





2001/06/26(火) 03:43:12 立木 小春
タイトル 幼女  


歩いている途中、三嶋という男は ふと何かに気付いたかのように足を止め
ルナがまた「ちょっと!団体行動乱さないでよ!
あんたどうせ帰り道も何もわかんないんじゃないの?」と大きく声を響かせる
「でもあそこに人がいるぞ!」
「どこ?」 アタシがそう問うと  三嶋出雲はその人物に向かい指を差した
「な?っと言うわけで困ってる人は見捨てちゃあかん
もしかしたら俺らみたいに来ちゃった人かもしれないしなぁ」
「あんたみたいな変人がまた増えるのかぁ」と ルナ
「いい加減変人扱い止めろよピンク娘・・・」
「あんただってピンク娘ってまだ言ってるじゃない」
「・・・じゃぁ俺の名前は三嶋 出雲!出雲でいいさ!
だから変人でかたずけんなよな!」
「私はルナ!こんどピンク娘って言ったらただじゃおかないからね!」

「おい。そんなことより行くんじゃないのか?」

又 始まり出した口喧嘩をレイジェンが止め、とりあえず其処へ向かった…
見た所幼い 中学生…下手をしたら小学生位の少女が立っている

その子は怯えながらもこちらに一歩一歩近付く

ルナが早速 「あんた、誰?」
「あ、あの・・私は沢村未凪って言います」
そしてアタシはその子に問いてみた
「・・・小学生?」  ルナは「ハ??しょうがくせい??何それ」
「・・いいのよ。」と、アタシはルナをあしらう。
女の子が口を開いた 「高一です!」
「あぁ、御免 悪かったわね・・・」 「いや、いつもの事なのでッ」
すると 「なんやちっサイな〜」と三嶋出雲が言う
「何さっきからわけわかんない事言ってんのよ?!」「うっさいわピンク!!」
「なんですってー?!又言ったわね?!変人!!」 
…この二人は置いておいて…

・・・・・確信した。 この子もアタシと同じく 地球から来た子だって事
ここが地球ではないって事は定かである。
そして女の子は言った 「あの、ここ何処なんですかぁ??」
「・・・・・・・さぁ?アタシも何も知らないのよ。」

するとレイジェンが口を挟み 「ここが何処かという事は 後でだっていいだろう
とりあえずここを出るのが先ではないか...?」 「…そうね」

歩いている間にも 後ろの方でルナと三嶋出雲の口論は続いていたが
アタシは別の事を考えていた
「(三嶋……聞いた事の有る名前だわ…)」

小さな女の子 沢村未凪は相変わらず戸惑っている様子であった。





2001/06/26(火) 08:47:45 ルナ
タイトル 12歳ぐらいの女の子?  

出雲って奴の名前を教えてもらい
出雲が見つけたという人の方に向かった。

そこには12歳ぐらいの女の子が立っていた。
私は即答で
「あんた誰?」
っと言った。
「あ、あの・・私は沢村未凪って言います」
また変な名前だ。このごろこんな名前、はやってんのかな?
「・・・小学生?」
??しょうがくせい?どういう意味?
「ハ??しょうがくせい??何それ」
「・・いいのよ。」
小春には軽くあしらわれてしまった。
「高一です!」
「あぁ、御免 悪かったわね・・・」 
「いや、いつもの事なのでッ」
「なんやちっサイな〜」
出雲って奴が口をはさむ。こいつらさっきから何言ってんの?
「何さっきからわけわかんない事言ってんのよ?!」
「うっさいわピンク!!」
むっかー。またピンクって言った〜!
「なんですってー?!又言ったわね?!変人!!」
私達が口げんかしていると小春達は無視して
「あの、ここ何処なんですかぁ??」
「・・・・・・・さぁ?アタシも何も知らないのよ。」
「ここが何処かという事は 後でだっていいだろう
とりあえずここを出るのが先ではないか...?」
「…そうね」

そしてまた歩き始めた。こんなことで私と小春と
レイジェンと出雲と沢村未凪っという変な組み合わせができあがった。








2001/06/26(火) 14:09:08 榊 凛耶
タイトル う〜ん・・・ 今日の気分 なんか他の人たち大変そうだね。

次の日。俺たちはコールの部屋でこれからどうするかいろいろな本と向かい合いながら話す。
どうやら昨日一晩本を読み尽くしたみたいでコールは少し気が収まったみたいだ。
だってちゃんとした返事が来る。(笑)
「これって時間が経てば戻れるのか?」
「さぁ・・・?基本的にはそうなんでしょうね。」
「だったらいつ位なんだ?これに書いてある10年とかだったら困るけど。」
「そりゃそうでしょうね。私もあなたの世界に10年も居たくなんかありませんしね。」
「そうだよな。だったら適当に歩くか?」
「それもいいですけど目的か何か作って歩かないとダメですよね。」
正論で言ってくるコール。さすがって感じだな。
「そうだな。じゃあ何の目的にする?」
「決まっているじゃないですか。あなたの身についてですよ。」
「あ、そうか。」
確かに俺のこと以外で何を調べるんだろうな。
「ここからしばらく歩いた所に大学とかここより大きな図書館があるんですが。そちらの方に向かっていきましょうか。」
「なるほど。それと俺意外にもこんなことになってる奴がいるのかが知りたいな。昔のやつは何個も町が日本に来たんだろ。それだったら居るはずだからな。」
言い終わった後にそうでもないかなとは思ったけど・・・ま、いいか。

俺たちはその後すぐにその宿を後にした。





2001/06/26(火) 20:25:28 三嶋 出雲
タイトル 口喧嘩; 今日の気分 大変・・・なのか?

レイジェンさんに促されてっ行って見たらそこにいたのは
小学生にも見えそうな女の子・・・いや中学かな?
「あんた誰?」
ピ・・・じゃなくて・・・ルナはそう女の子に聞いた
「あ、あの・・私は沢村未凪って言います」
沢村 未凪・・・それが彼女の名前らしい
名前からしてやはりこの子も・・・
「・・・小学生?」
今まで黙っていた小春さんが口を挟む
「ハ??しょうがくせい??何それ」
「・・いいのよ。」
「高一です!」
こ・・・高1!?なのか?まぁ言われてみれば・・・う〜ん微妙
「あぁ、御免 悪かったわね・・・」 
「いや、いつもの事なのでッ」
「なんやちっサイな〜」
なんとなく言ってしまった・・・悪かったかな?
「何さっきからわけわかんない事言ってんのよ?!」
「うっさいわピンク!!」
あ゛・・・いっちまったよ・・・っていうかなれちゃったか;俺;;
「なんですってー?!又言ったわね?!変人!!」
でも・・・今のは俺が悪かったしなぁ・・・くっそォ・・・
でも言い返しとかないと・・・コイツにまけるのだけはシャクや!
小春さんはほぼ俺らは無視の状態で話を続ける
「あの、ここ何処なんですかぁ??」
「・・・・・・・さぁ?アタシも何も知らないのよ。」
「ここが何処かという事は 後でだっていいだろう
とりあえずここを出るのが先ではないか...?」
「…そうね」
一応聞いてはいるもののピンク・・・ルナとの決着はつかない・・・
ともかくこの終わりなき口喧嘩を終わらせときたいしな!
「ストップ!」
「なっなによ!」
「いや・・・あんまり五月蝿いと・・・
今更ながらまた周りに止められるのは嫌なんでな」
「はぁ!あんたが先に『ピンク』って言ったんじゃない!!あやまんなさいよ!」
「へいへい悪うございました!はい終了!!」
「心がこもってない!」
「五月蝿いワョ…またバケモノに見つかりたいの?」
小春さんの正論かつ厳しいお言葉・・・
まぁさっきからなんか考えてたっぽいしな
「ほれみろ・・・また周りに迷惑かかったじゃねーか・・・」
「五月蝿いわね!もともとはあんたが原因なのよ!」
少々小声ながらにまだ言ってる・・・とにかく話題変えなきゃな;





2001/06/26(火) 20:25:47 三嶋 出雲
タイトル 不思議不思議 今日の気分 大変・・・なんだな


少々話題を考えてから誰に聞くかを考えた
話題内容からして小春さん&未凪さんに聞くのは無理
残るはルナとレイジェンさんだがどうせピンクに話しかけても
喧嘩で始まり喧嘩で終わるのがおち・・・っとなれば・・・;;
「あのレイジェンさん!!」
「・・・なんだ?」
いきなり声をかけたせいもあってか少々間があったような
「あ・・・あの・・・;この辺で図書館・・・(って言う単語があるのか;)
えっと古い本とか・・・なんかココの樹海というか森についてとか
わかりそうな場所ありますか?」
なんか少し敬語多し・・・やはり年上の方には(?)敬語って常識
だし・・・・まぁ・・・いいか・・・?
「図書館か・・・近くにあるにはあるが・・・」
どうやらこの世界にも『図書館』っという単語はあるらしい・・・;
「え?じゃぁ!そこにつれてってくださいよ!!
場所わかんないし;それにピ・・・
じゃなくてルナじゃたよりなさげッスからね」
「なんですってぇ!!」
本人を横目にして言ったせいか怒ってますな
レイジェンさんはそれを見て苦笑しながら
「わかった。」
っと言ってくれた

でもなんで異世界っぽいのに言葉が共通してるんだ?
色んな意味でふしぎふしぎ・・・





2001/06/26(火) 22:26:54 コーディル
タイトル 図書館にて・・・ 今日の気分 ちょっとナレーション風

出雲の要望で封印の森を出た五人は近くの町の図書館へと向かう。
「へぇ〜・・・やっぱ図書館はどこも似たようなもんなんやなぁ・・・」
出雲は物珍しげに図書館内を見渡す。
それは小春も未凪も同じらしく、所狭しと並べられる書物の棚を眺めている。
「俺も図書館はあまり利用しないからな・・・係員に聞いたほうが早いだろう」
そう、レイジェンの言葉にルナも頷く。
「そうよね。こんなたっくさんの本の山、見てるだけで眩暈するわ」
「・・・そりゃ、お前が頭悪いんだけとちゃうんか?」
「なんか言った?!」
「い〜え〜。な〜んも」
「あ、あの。早く係員の方に聞きに行きましょうよ」
未凪の言葉に皆、サービスコーナーへと向かった。

サービスコーナーには人の優しそうな女性が物腰も柔らかく尋ねてきた。
「どういった本をお探しでしょうか?」
「えっと・・・」
言葉に詰まったレイジェンは横にいる出雲に視線を投げる。
それに出雲がしどろもどろながらも言葉をつむぎ出す。
「えっと、ですね。あの、そうやなぁ・・・この世界で起きた変わった話の本。えっと・・例えば別の世界の人間が来た!みたいなやつってあります?」
その言葉に係員のお姉さんはすぐに理解したように頷く。
「あら、その本でしたら今は貸し出し中です」
「ホンマか?!」
「はい。昨日も同じような事を聞きにいらっしゃった方が借りていかれましたから」
にっこり笑って言うお姉さんに小春が怪訝に問い返す。
「同じ・・事を?」
「はい。きっとそう言う事をお調べになってるんでしょうね。昔の伝承や魔術などの本もたくさん借りていかれましたよ」
「そいつはどこのどないな奴かわかるか?!」
「えっ・・・ええ。あの方はニルギナの宿にお泊りの方ですよ。眼鏡をかけてて髪の長めの・・・」
「おおきに!!」
そう言うなり出雲は図書館を飛び出す。
「ちょ、ちょっとどこ行くのよ?!出雲!!」
ルナの静止の声も聞かず飛び出す出雲にみんなあ然と見送る。
「・・・どこに行ったんでしょう?」
首を傾げ誰にともなく問う未凪にレイジェンが呆れたように首を振る。
「大方、その宿に泊まってる奴の所にでも行ったのだろうが・・・」
「あいつ、宿の場所も知らないのに。ばっかじゃないの?!」
ルナが大袈裟にため息を付きながら言う。






2001/06/26(火) 22:32:47 コーディル
タイトル 図書館にて・・・の続き  

「・・・きっと外で迷ってるんじゃないかしら?とにかく、その人に会った方が今よりマシなようね」
小春が深くため息を付きながらそう言った言葉に、未凪も頷く。
「まったく世話が焼けるんだから!」
そう言って歩き出すルナのあとについて、三人も歩き出したのだった。





2001/06/27(水) 08:43:28 ルナ
タイトル 宿につく。  

とにかくニルギナの宿とかいうとこに
行ってみることにした。あのやろ〜。
見つけたら一発殴ってやる!
私は先頭だったのでもくもくと歩いていった。
「ってあれ?」
ふと回りをきょろきょろと見てみるとなんだか
よく分からないとこに来たみたい。宿なんて見あたらないし。
これはもしかして......ι
「もしかして迷ってなんかないよね?」
「ぎくっ。んなわけないでしょ!」
小春の言葉に少し動揺する私。
「そのぎくっていうのは何なのよ!」
うぇ!ばればれ?
「仕方ない。俺が先頭を行く。」
レイジェンはそう言って歩きだした。
「あの〜。」
「何?」
ふと沢村未凪に声をかけられ振り向く。
「私、まだみなさんの名前知らないんですが...教えて下さいませんか?」
「あぁ。いいよ。私はルナ。ルナでいいよ。今、先頭を歩いてるのが
レイジェン。んで、あんたと同じような服を着てるのが小春。
それで、さっきやみくもに走っていったばかは出雲。」
私は淡々と説明した。
「ほぇ〜。そうなんですか。では、私のことは未凪でいいです。」
「うん。よろしく!」
「はい。よろしくお願いします。」
「着いたぞ。」
私達がしゃべっている間にニルギナの宿とかいうのに着いたようだ。
「入りましょう。」
小春の言葉にみんなはうなづいて宿に入った。





2001/06/27(水) 16:41:44 コーディル
タイトル すれ違い?  

「はい、いらっしゃい!!」
元気な声が四人を出迎える。
小春はカウンターの後ろにいる恰幅の良い女主人に尋ねた。
「あの・・・ここに眼鏡をかけてて髪が長い、昨日図書館で本を借りてきた人いますか?」
「ああ、コールのことだね」
小春の問いに笑顔で答える。
「どの部屋に泊まってるんですか?」
「コールかい?残念だねぇ、彼らなら少し前に出て行ったよ」
「え〜〜?!」
「・・・出て、行った・・・」
ルナは思いっきり肩を落とし、小春は無意識に下唇を噛む。
「それにしてもなんだねぇ・・・あんた達も変な格好だねぇ」
オカミの言葉に四人は顔を見合わせる。
「変・・・ってことは彼女達のことか?」
そう言って小春と未凪を指差す。
「そうさ。な〜んかコールも昨日封印の森に行くとか言って出て行ったのに、すぐ変な服着た男の子抱えて戻ってきてねぇ・・・」
思い出しながら語るオカミ。
「・・・変な服」
「それって・・・私たちと同じような方なんでしょうか?」
「・・・わからん。が、可能性はあるな」
「今ならまだ間に合うかも?!行きましょう!!」
ルナの言葉に皆、宿を飛び出した。

そして、コールと凛耶。
町の中を歩きながら、あれやこれやと話をしていた。
「さて、隣町までは歩きで二日はかかります。馬車は・・・勿体無いですねぇ」
「いいんじゃねーか?歩きで。俺はお前にまかせるぜ」
「そうですか?では、歩きにしましょう。・・・となるといろいろ準備も必要ですねぇ」
そう言って周りを見渡し、1件の店に目を止める。
「あの店で準備をして行きましょう」
「ああ・・・ん?」
先を歩くコールの後に続き歩こうとした凛耶は通りで叫ぶ、この世界とは不釣合いな男の存在に気がついた。





2001/06/27(水) 21:08:10 榊 凛耶
タイトル 同志(笑)  

コールといろいろ話しながら歩いていると目の前に何人かの大群(爆)が歩いてきた。
4人・・・くらいか?
1番目立つピンクの髪に・・・後は・・・?
俺って実は視力悪いんだけどさ、な〜んか俺と似たような人・・・って言うより地球人(笑)っぽい人・・・が?
あれは・・・もしかして・・・・?
とか思いつつコールと話しながら歩いていると段々前の人と近づいてきた。
「ああ・・・ん?」
やっぱり・・・・?
「あ、あれ?」
向こうにいる小さい女がこっちを向いて不思議そうな顔をしているような・・・
これは・・・・!!
「ああああああああっ!?」
俺は思わず叫んじまった。
「あれ!?やっぱり!!君!?日本人って!」
「あんた日本人か!?」
等とその女と叫び合っているともう1人の日本人っぽい女がコールに質問する。
「あなた・・・コールとか言う人?」
「えぇ、そうですけど・・・あなた達ですね?地球人というのは。」
「あら、という事はそこで叫んでる男の子もかしら?やっぱり。」
「はい。凛耶から聞いてるんですよ。」
「そうなのね・・・・」
等と淡々と話している。(笑)

とりあえず俺たちは近くにあって入ろうとしていた宿で話し合うことにした。





2001/06/29(金) 10:00:13 ルナ
タイトル ひとまず自己紹介。  

あれから宿に行ったらすれちがいで
いなかったので探しに歩いた。そして、やっとのことで
その人達を見つけたのよね。

私達はひとまず宿に行って話をすることになった。
あっ。そういえば、ばかを一人忘れてた....。
「ちょっと。そこのあんた。」
私はひとまずコールとかいう人にあいつのことを聞いてみることにした。
「はい?なんですか?」
「あのさー、さっき歩いてる時にこの人たちみたいな変な服来てる男
 見なかった?」
私は小春や未凪を指さして言った。
「いやっ。見ませんでしたね。」
「そっかー。あのばかどこいったんだか!」
「他にも居るのか?」
コールって奴と一緒に居た奴が私に話かけてきた。
「あ。そうなんだけどあんた達の話聞いたらやみくもに走っていっちゃって
 どこに行ったか分からないのよ。」
「そういえば、まだ私達、あなた達の名前聞いてなかったわね。」
話を中断するかのように小春が話に入ってきた。
「あっ。すいません。私はコーディルといいます。コールと呼んで下さい。」
「俺は榊凛耶だ。」
「んじゃ、私もね。私はルナ。ルナでいいよ。」
「私は立木小春。」
「俺はレイジェンだ。」
「わっ、私は沢村未凪といいます。」

がたっ。

私は座っていたいすからたった。
「どうしたの?」
小春が首を傾げて聞いてくる。
「私、あのばか探してくる。このままじゃ、また森とかいきそうだし。」
「私も行きます。」
未凪もいすから立ってそう言った。
「別にいいわ。私、一人の方が行動しやすいし。みんなはなんか
 話でもしといて。じゃ!」
私はそう言って宿を後にした。
あのばかを見つけたら思いっきり殴ってやろうと考えながら。





2001/06/29(金) 21:01:30 コーディル
タイトル 学生さんはテストですか?  

飛び出して行ったルナ。
「いや〜元気な方ですねぇ」
笑いながらいうコール。
「・・・まったく。落ち着きがないんだから」
小春がふぅ、と首を横に振りながら言う。
「ま、彼女がそのもう一人の人物を連れて来るまであなたがたにいろいろとお聞きしたい事があるのですが・・・よろしいですか?」
コールがそう言い、小春と未凪を目を細めて見る。
「ええ。アタシたちもあなたに聞きたいことがありますから・・・」
「そうですか。では、ギブ・アンド・テイクと言う事で。まずはあなたたちがこの世界に来るまでの事を聞かせてくれますか?」




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